男木(読み)オギ

デジタル大辞泉 「男木」の意味・読み・例文・類語

お‐ぎ〔を‐〕【男木/雄木】

雌雄異株植物で、雄花の咲く木。→女木めぎ
木材を接合するとき、継ぎ手凸状をしたほうの木材。→女木めぎ

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精選版 日本国語大辞典 「男木」の意味・読み・例文・類語

お‐ぎを‥【男木・雄木】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雄花だけをもっている木。⇔女木(めぎ)
    1. [初出の実例]「一切の木に子(み)のなるを妻木(めぎ)と云い子のならぬをを木と云ぞ」(出典:玉塵抄(1563)一)
  3. 大麻雄株
  4. 継ぎ手として二つの材をかみ合わせるとき、枘(ほぞ)などの突出したほうの材をいう。⇔女木(めぎ)。〔日本建築辞彙(1906)〕

おとこ‐ぎをとこ‥【男木・御床おとこ木】

  1. 〘 名詞 〙 鳥取県などで、山から伐り出し、正月軒先に立てる栗の木。年神を迎えるためのもので、門松若木年木に当たる。

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