穂長(読み)ホナガ

デジタル大辞泉 「穂長」の意味・読み・例文・類語

ほ‐なが【穂長】

ウラジロ別名
槍の穂先長いもの。
5月の田植えの際に飯を炊くたきぎ。普通のたきぎよりも長い。東海近畿地方でいう。

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精選版 日本国語大辞典 「穂長」の意味・読み・例文・類語

ほ‐なが【穂長】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物うらじろ(裏白)」の異名。《 季語新年/冬 》
    1. [初出の実例]「親の譲り葉ほなが召さぬか」(出典:浄瑠璃・頼朝浜出(1686)二)
  3. 螻蛄首(けらくび)から切先(きっさき)までを長く作った槍。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  4. 紋所の名。をかたどったもの。しだ。
  5. 五月の田植の時の飯を炊く薪。普通の薪よりも長く切ったところからの名。また、この薪を採る正月の初山入りの日。また、その日の山の神祭。東海・近畿地方でいう。《 季語・新年 》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「穂長」の解説

穂長 (ホナガ)

植物。ウラジロ科の常緑多年草,園芸植物,薬用植物。ウラジロの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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