積鬱(読み)セキウツ

デジタル大辞泉 「積鬱」の意味・読み・例文・類語

せき‐うつ【積鬱】

うっとうしい日の続くこと。
心配が積もること。また、その心配。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「積鬱」の意味・読み・例文・類語

せき‐うつ【積鬱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. うっとうしい天候がながく続くこと。連日天気が晴れないこと。〔運歩色葉(1548)〕
  3. 苦しくつらい気持が積もり重なること。心配がつもること。また、その心配。
    1. [初出の実例]「不審之処。委細承候条。令此間積鬱候畢」(出典:異制庭訓往来(14C中))
    2. 「年来の積鬱(セキウツ)ここに散らしぬ。彼凶徒を誅戮して、ちかくは義輝鹿苑寺の教養に報じ」(出典:信長記(1622)一下)
  4. 長くつづく沈滞

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「積鬱」の読み・字形・画数・意味

【積鬱】せきうつ

積憂

字通「積」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android