デジタル大辞泉 「端物」の意味・読み・例文・類語
は‐もの【端物】
2 まとまった量にならないもの。また、単発的なもの。「
3 新内節で、義太夫節から移入した段物に対し、新内節独自に作られた曲。⇔段物。
4
5 講談で、短い読み物。
[類語]欠けら・破片・小片・一片・片・断片・片端・切れ端・端くれ・瓦礫
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…そのため若狭掾一派は劇場出演をあきらめ,座敷浄瑠璃専門に転向を余儀なくされたらしい。常磐津が舞踊のため拍子本位に変わっていったのに対し,鶴賀派は世間の事件などをとりあげた端物(はもの)(主として心中事件に取材,一段にまとめたもの)を新作し,さらにクドキに扇情的な曲節をつけて庶民に喜ばれるようになった。そして若狭掾の弟子の若歳改め2世新内の特色ある節と語り口が喧伝されて,1777年(安永6)ごろから,それまでの浄瑠璃を新内と呼ぶようになった。…
※「端物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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