等分（読み）トウブン

デジタル大辞泉

とう‐ぶん【等分】

［名］(スル)等しい分量に分けること。また、その分量や割合。「残りを三人で等分する」
「五十嵐と細君の顔を―に見る」〈虚子・俳諧師〉
[類語]二等分・折半・平均・分ける・割る・均等・均分・平準・標準・アベレージ・均す・押し均す・揃う

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

とう‐ぶん【等分】

〘名〙

① (━する) ある数・量などを、二つまたはいくつかの相等しい部分に分けること。〔色葉字類抄（1177‐81）〕

※文明論之概略（1875）〈福沢諭吉〉三「十二を等分して六を得るの術を」

② (形動) 同じ分量であること。同じ程度であること。また、そのさま。

※史記抄（1477）七「木火土金水の五行が等分なれぞ」

※思出の記（1900‐01）〈徳富蘆花〉三「僕の顔と母の顔を等分に見やりて」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【等分】とうぶん

同じ分量。

字通「等」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」