美景(読み)ビケイ

デジタル大辞泉 「美景」の意味・読み・例文・類語

び‐けい【美景】

美しい景色。よいながめ。
よい景品。
「即吟で―いただく源三位」〈柳多留・四七〉
[類語]佳景絶景勝景景色奇観奇勝絶勝形勝景勝山紫水明風物近景遠景白砂青松風光明媚

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「美景」の意味・読み・例文・類語

び‐けい【美景】

〘名〙
① 美しい景色。
田氏家集(892頃)上・題橘才子所居池亭「美景留連実可憐、好当池上与庭前
※発心集(1216頃か)七「世間の美景(ビケイ)を捨がたき事おほかり」 〔陳書‐孫瑒伝〕
② 美しい容貌・容姿。また、その人。美形。
浮世草子・好色盛衰記(1688)四「其美景(ビけい)、嶋原中比のよし野にくらべて、二割半ほどよくて」
③ 陰暦二月の異称
※元和本下学集(1617)「美景 ビケイ 二月也」

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普及版 字通 「美景」の読み・字形・画数・意味

【美景】びけい

佳景。南朝宋・謝霊運〔魏の太子中集詩に擬す、八首の序〕天下良辰・美景・賞心・樂事、四(あは)せし。今、昆弟友、二三(しよげん)、共に之れを盡せり。

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