肺尖(読み)ハイセン

デジタル大辞泉 「肺尖」の意味・読み・例文・類語

はい‐せん【肺×尖】

肺の上部部分。円錐状の頂をつくり、鎖骨を越えて突出している。

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精選版 日本国語大辞典 「肺尖」の意味・読み・例文・類語

はい‐せん【肺尖】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 肺臓の上部の尖端部。鈍円形で鎖(さ)骨上方二~三センチメートルに突出する。
    1. [初出の実例]「私は肺尖を悪くしてゐて」(出典:檸檬(1925)〈梶井基次郎〉)
  3. はいせんカタル(肺尖━)」の略。
    1. [初出の実例]「去月より肺尖を併発し」(出典:時事新報‐明治三九年(1906)八月四日)

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