デジタル大辞泉
「胸を打つ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
むね【胸】 を 打(う)つ
① 悲しみや嘆きや無念さから
自分の胸をたたく。自分の胸をたたいて嘆き悲しむ
気持を表現する。
※
書紀(720)仁徳即位前(前田本訓)「時に
大鷦鷯尊、摽擗
(みムネヲウチ)叱
(おら)び哭
(な)いたまふて、所如
(せむすへ)知らず」
② びっくりする。はっとする。驚く。
※
朝霧(1950)〈
永井龍男〉「続いて向ひ合ったX氏の、老い込まれた
感じは一層私の胸を打つものがあった」
③ 感嘆する。感動させられる。心をうつ。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報