腹黒い(読み)ハラグロイ

デジタル大辞泉 「腹黒い」の意味・読み・例文・類語

はら‐ぐろ・い【腹黒い】

[形][文]はらぐろ・し[ク]心に何か悪だくみをもっている。陰険で意地が悪い。「―・いやり方」
[類語]小利口あざとい悪賢いずる賢いこざかしい狡猾悪い悪辣奸悪邪悪奸佞陰険性悪悪性俗悪凶悪極悪罪悪悪徳背徳悪行悪事悪逆巨悪諸悪暴悪卑劣陋劣ろうれつよこしまさがない腹汚いずるいこすいこすっからいあくどいさかしいさかしら老獪人悪い人が悪い人悪口さがない悪たれ悪たれる意地悪い意地悪邪慳突っ慳貪けんけんつんけんとげとげしいつんつん素気無すげなそっけないつれないよそよそしいにべないけんもほろろ冷たい気がないぎすぎすぶっきらぼう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腹黒い」の意味・読み・例文・類語

はら‐ぐろ・い【腹黒】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]はらぐろ・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「はらくろい」とも ) 心がねじけていて意地が悪い。心中に悪巧みを持っている。
    1. [初出の実例]「影もや見えつらんと思ふにあさましうて、はらくろう、消えぬともの給はせで」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)

腹黒いの派生語

はらぐろ‐さ
  1. 〘 名詞 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例