デジタル大辞泉
「自」の意味・読み・例文・類語
じ【自】
[接頭]
1 自分の意を表す。「自意識」
2 時間・場所を示す名詞に付いて、起点を示す。「自八時至二〇時」「自東京至京都」⇔至。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
み‐ず‐から ‥づ‥【自】
(「身
(み)つから」の変化したもので、「つ」は
助詞、「から」はそれ自体の意)
※東大寺諷誦文平安初期点(830頃)「他を先にして己(ミヅカラ)を後にす」
※
古今(905‐914)
仮名序「
万葉集に入らぬ古き歌、みづからのをも、奉らしめ給ひてなん」
[2] 〘代名〙 一人称。わたくし。自分。
男女ともに用いられたが、のち、
身分のある女性が用いた。
※
源氏(1001‐14頃)
乙女「身づからはここのへのうちにおひいで侍て」
※東大寺本大般涅槃経平安後期点(1050頃)「我れ躬
(ミツカラ)当に往きて
恭敬し恭養し尊重し讚嘆せむ」
じ【自】
※
正法眼蔵随聞記(1235‐38)一「只自を損ずることのみに非ず、又他をしても悪を作さしめし因縁なり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報