花宴(読み)はなのえん

精選版 日本国語大辞典 「花宴」の意味・読み・例文・類語

はな‐の‐えん【花宴】

[1] 「源氏物語」第八帖の名。源氏二〇歳の春、二月の紫宸殿の花の宴、三月の右大臣邸の藤の花の宴を中心に、朧月夜と源氏の出会いと、朧月夜にひかれる源氏の様子を描く。
[2] 香木の名。分類は真那賀(まなか)香味辛酸六十一種名香の一つ。〔建部隆勝香之筆記(香道秘伝所収)(1573)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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