若草色(読み)ワカクサイロ

デジタル大辞泉 「若草色」の意味・読み・例文・類語

わかくさ‐いろ【若草色】

若草のような明るい緑色。

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精選版 日本国語大辞典 「若草色」の意味・読み・例文・類語

わかくさ‐いろ【若草色】

  1. 〘 名詞 〙 若草のような淡い緑色。
    1. [初出の実例]「若草色の夕あかり濡れにぞ濡るる」(出典:邪宗門(1909)〈北原白秋〉外光と印象・樅のふたもと)

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色名がわかる辞典 「若草色」の解説

わかくさいろ【若草色】

色名の一つ。JISの色彩規格では「あざやかな黄緑」としている。一般に、まだ寒さが残るころ芽を出し始めた若草のような明るい黄緑のこと。平安時代かさね色目いろめの名でもあり、表は薄い、裏は濃い青など。似た色に萌黄えぎがある。こちらはJISの色彩規格で「つよい黄緑」。草木の若い芽が萌えいずるような、わずかにみがかった黄緑をさす。いずれも早春の色だが、若草色の方が青みが少なく黄色みが強いため、少し明るい。

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