精選版 日本国語大辞典 「英桃」の意味・読み・例文・類語
ゆすら‐うめ【英桃】
〘名〙 バラ科の落葉低木。中国原産で、日本へは江戸初期に渡来した。高さ約三メートル。葉は短柄をもち倒卵形で縁に鋸歯(きょし)があり、裏面に縮れた毛を密生する。春、葉に先だち白または淡紅色の小さな五弁花を開く。果実は径一センチメートルぐらいの球形で六月頃赤熟し甘味、酸味がほどよく合い生食される。漢名に、英桃・毛桜桃を用いる。ゆすら。《季・夏》
▼ゆすらうめの花《季・春》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕
ゆすら【英桃】
〘名〙 =ゆすらうめ(英桃)《季・夏》
▼ゆすらの花《季・春》 〔日葡辞書(1603‐04)〕
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