精選版 日本国語大辞典 「蕨餠」の意味・読み・例文・類語
わらび‐もち【蕨餠】
〘名〙 蕨粉で製した餠。蕨粉を火にかけて練り、冷やし固めて適当な大きさに切ったもの。黒蜜ときな粉をまぶしたり餡(あん)を包んで食べる。近世、東海道の日坂(にっさか)で名物としていた。わらびもちい。《季・春》
※蔭凉軒日録‐長享三年(1489)三月二二日「蕨餠一鉢、満福贈レ之」
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