血気の勇者(読み)けっきのゆうしゃ

精選版 日本国語大辞典 「血気の勇者」の意味・読み・例文・類語

けっき【血気】 の=勇者(ゆうしゃ)[=勇士(ゆうし・ようし)

  1. 気力や力のみなぎった勇猛な者。
    1. [初出の実例]「いにしへよりいまにいたるまで、此為朝ほどの血気の勇者なしとぞ諸人申ける」(出典:保元物語(1220頃か)下)
  2. 自分の気力や力にまかせた一時勇気を示す者。
    1. [初出の実例]「夫兵は仁義の勇者、血気(ケッキ)勇者とて二つあり。血気の勇者と申は、合戦に臨む毎に勇進んて臂を張り、強きを破り堅きを砕く事、鬼の如く忿神の如く速かなり」(出典太平記(14C後)二九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android