補佐・輔佐(読み)ほさ

精選版 日本国語大辞典 「補佐・輔佐」の意味・読み・例文・類語

ほ‐さ【補佐・輔佐】

〘名〙
① (━する) たすけおぎなうこと。付き添って力を添えること。また、その役やその人。→ふさ(輔佐)
※本朝文粋(1060頃)一二・詰眼文〈三善清行〉「夫輔佐一。司存区分。官頒其用。務適其才
読本椿説弓張月(1807‐11)続「利勇今偽王子を輔佐(ホサ)して南風原の城に籠るとも」 〔春秋左伝‐昭公一三年〕
江戸幕府で、将軍が幼少のときなどに臨時に設けて、将軍を助けて政治に当たった職。また、その人。徳望のある親藩大名がこれに任ぜられ、老中よりも上位。
※楽翁侯一代略譜(古事類苑・官位五三)「天明八年三月四日、登城之上於御坐之間、御直に御輔佐之儀蒙仰候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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