言兼ねる(読み)イイカネル

デジタル大辞泉 「言兼ねる」の意味・読み・例文・類語

いい‐か・ねる〔いひ‐〕【言(い)兼ねる】

[動ナ下一][文]いひか・ぬ[ナ下二]
断言できなかったり、支障があったりして、言うのがためらわれる。言いたくても言えないでいる。「はっきりしたことは―・ねる」
打消しの助動詞を伴って、言う可能性がある、言いそうである、の意を表す。「あの人なら、それくらいは―・ねない」
[類語](1言い渋る言い淀む口ごもるむっつり黙る黙りこくる沈黙押し黙る黙する黙り込む無言黙黙だんまり箝口かんこう緘黙かんもく無口寡黙寡言黙秘うんともすんともノーコメント口を閉ざす口を閉じる口を結ぶ口をつぐむ口を塞ぐ口を封じる口が重いおくびにも出さないむすっと黙過もっか完全黙秘口重くちおも口重い黙止暗黙言わず語らず口が堅い言葉を呑む言を左右にする口を濁す言葉を濁す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android