評論(読み)ヒョウロン

デジタル大辞泉 「評論」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ろん〔ヒヤウ‐〕【評論】

[名](スル)物事価値善悪優劣などを批評し論じること。また、その文章。「時局評論する」「文芸評論
[類語]批評論評批判評価講評評語総評概評短評寸評合評時評時論高評酷評劇評書評選評月旦評コメント

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精選版 日本国語大辞典 「評論」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ろんヒャウ‥【評論】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 政治時事、文芸その他物事の価値・善悪・優劣などについて批評し論ずること。また、その文章。
    1. [初出の実例]「至製令、不敢評論」(出典経国集(827)序)
    2. 「小説、評論等の振はざりし」(出典:東京日日新聞‐明治三九年(1906)一月三日)
    3. [その他の文献]〔王隠晉書〕
  3. 特定の問題について協議すること。
    1. [初出の実例]「三箇国守護者万疋、二箇国者五千疋、以下可其列之由、於殿中御評論也」(出典:蔭凉軒日録‐寛正四年(1463)八月一六日)

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普及版 字通 「評論」の読み・字形・画数・意味

【評論】ひよう(ひやう)ろん

批評する。〔三国志、魏、李通伝注に引く王隠の晋書〕(阮籍(つね)に之れと言ふ。言、玄ぶも、未だ曾(かつ)て時事を論し、人物臧否(ざうひ)(善悪)せず。眞に至愼と謂ふべし。

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改訂新版 世界大百科事典 「評論」の意味・わかりやすい解説

評論 (ひょうろん)

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世界大百科事典(旧版)内の評論の言及

【批評】より

…批評(または批判)を意味するクリティークcritiqueの語源は,ギリシア語のクリノkrinō(判断する,裁く)に由来する。A.ラランドの《哲学辞典》によれば,批評とは,ある一つの原理または事実を評価するために検討することである。批評的精神とは,いかなる命題も,みずからその命題の価値を検討することなしにはけっして受け入れない精神である。その場合に,命題の検討が内容について行われるときには内的批評critique interne,問題の命題の起源について行われるときには外的批評critique externeというと同辞典は付け加えている。…

※「評論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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