調子がいい(読み)チョウシガイイ

デジタル大辞泉 「調子がいい」の意味・読み・例文・類語

調子ちょうしがい・い

相手が気に入るようなことを言ったりして、気を引くのがじょうずである。「―・いことばかり言う」
からだや仕事などのぐあいがいい。「今日は機械の―・い」
[類語](1水いらず親しい近しい気安いむつまじい親密懇意昵懇じっこん懇親別懇ねんご親愛和気藹藹あいあい仲良しファミリアフレンドリーアットホームドメスティック家庭的打ち解ける解け合う馴染む親しむ馴染み深いつうつうつうかあ息が合う反りが合う反り馬が合う気が合う肌が合う琴瑟きんしつ相和す打てば響く意気投合心を通わす心が通う気が置けない胸襟を開く腹を割る心を開く心を許す気を許す肝胆相照らす心を交わす心を以て心に伝う心安い取っ付きやすい懐こい人懐こい如才ないなれなれしい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「調子がいい」の意味・読み・例文・類語

ちょうし【調子】 が いい

① 相手の気持に合わせてきげんをとるのがじょうずである。人の気をひくのが巧みである。言動などで人にも自分にも具合の良いような様子ばかりを見せる。
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝一八「『今夜は嬉しうございますよ』〈略〉『調子のいいことを』」
② からだのぐあい、または、仕事のぐあいなどが順調である。
※がらくた博物館(1975)〈大庭みな子〉犬屋敷の女「ラス神経痛は今年はバカに調子がいいし」

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