談柄(読み)ダンペイ

デジタル大辞泉 「談柄」の意味・読み・例文・類語

だん‐ぺい【談柄】

僧侶談話さいに手に持つ払子ほっすの意から》話の種。話題
「意外な方面へ―を落とした」〈芥川路上

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精選版 日本国語大辞典 「談柄」の意味・読み・例文・類語

だん‐ぺい【談柄】

〘名〙 (僧侶などが談話の際に手にとる払子(ほっす)の意から) 話の種。話題。話柄
蔭凉軒日録‐長享三年(1489)正月晦日「以故自大内方、贈於吉見之家。一時之談柄也」
三四郎(1908)〈夏目漱石〉五「野々宮と美禰子が話してゐた談柄(ダンペイ)近因である」 〔天祿識余‐談柄〕

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普及版 字通 「談柄」の読み・字形・画数・意味

【談柄】だんぺい

話のたね。唐・絢〔劉賓客嘉話録の序〕中山の劉二十、~相の新語、異常の話~を劇談す。~今悉(ことごと)く當時日夕の話するに依りて之れをし、復たせず。號(な)づけて劉嘉話と曰ふ。之れを好事に傳へ、以て談と爲すなり。

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