デジタル大辞泉
「暗雲」の意味・読み・例文・類語
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あん‐うん【暗雲】
〘名〙
① 雨を降らしている、または、今にも雨を降らせそうな暗い雲。黒雲。
※
梅花無尽蔵(1492‐1501頃)一「暗雲未
レ辨初寒外、山是明朝定白頭」
② 危険、不穏なことが今にも起こりそうな
形勢をたとえていう。
※
原爆と
作家の
自殺(1951)〈
佐々木基一〉「はたして死者が感じたほどの強さでこの暗雲を心に感じているだろうか」
③ 心がはればれしない様子、心の苦しみや悩みをたとえていう。
※
江都督納言願文集(平安後)五・母堂為先老修善願文「禅林送
レ老。雖
レ迫
二七旬之残艾
一。満月繋
レ望。将
レ出
二五障之暗雲
一」
※二宮尊徳翁(1891)〈
幸田露伴〉「
胸中に蟠
(わだか)まりし何十年来の暗雲
(アンウン)一時に晴れし思ひをなし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「暗雲」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報