デジタル大辞泉
「片雲」の意味・読み・例文・類語
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へん‐うん【片雲】
〘名〙 一片の雲。小さな雲。ちぎれ雲。
※
経国集(827)一四・漁歌五首〈
嵯峨天皇〉「寒江春暁片雲晴、両岸花飛夜更明」
※俳諧・奥の
細道(1693‐94頃)旅立「予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、
漂泊の思ひやまず」 〔
杜甫‐江漢詩〕
かた‐くも【片雲】
〘名〙 わずかな雲。ちぎれぐも。へんうん。
※木工権頭為忠百首(1136頃)秋月「むらむらにかたくもはしる
大空はのどけき月も早く見えけり〈
藤原為経〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「片雲」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報