デジタル大辞泉
「貪る」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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むさぼ・る【貪】
- 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「ぼる」は「欲る」の意という )
- ① 欲深く物をほしがる。飽きることなく望み続ける。貪欲に自分のものとする。
- [初出の実例]「然れども我豈天下を餮(ムサホラ)むや」(出典:日本書紀(720)舒明即位前(北野本訓))
- 「朝の露に異ならぬ世を、何をむさほる、身の祈りにか」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
- ② 欲ばって食べる。がつがつして食べる。むさぼり食う。
- [初出の実例]「淵の魚の餌をむさぼるに似たり」(出典:鉄眼禅師仮名法語(1691)二)
むさぶ・る【貪】
- 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 =むさぼる(貪)
- [初出の実例]「濫(みた)りかはしく殊の礼を叨(ムサフ)りて」(出典:大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点(850頃))
- 「人が、長大にするほどに、我も長大に増めせうと云て、むさぶり競也」(出典:六物図抄(1508))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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