走出(読み)はしりで

精選版 日本国語大辞典 「走出」の意味・読み・例文・類語

はしり‐で【走出】

〘名〙 家から走り出たすぐの所。門口に近い所。一説に、山の地勢が走り出て来たように低く横につき出ている状態をいう。はしりいで。わしりで。
万葉(8C後)二・二一〇「(はしりで)の 堤に立てる 槻の木の」

わしり‐で【走出】

〘名〙 家から走り出たすぐの所。門口に近い所。一説に、山の地勢が走り出て来たように低く横に突き出ている状態。はしりで。
書紀(720)雄略六年二月・歌謡「隠国(こもりく)泊瀬の山は 出で立ちの よろしき山 和斯里底(ワシリデ)の よろしき山の」

はしり‐いで【走出】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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