足偏(読み)アトヘン

デジタル大辞泉 「足偏」の意味・読み・例文・類語

あと‐へん【足偏】

あしへん
《「跡」が足偏であるところから》
㋐あとの祭り。手遅れ。
残暑桃湯(=アセモヲ防グ湯)―なるべし」〈滑・浮世風呂・二〉
㋑以前。過去
「昔はものを思はざりけり。せんぐりせんぐり―が恋しうなる」〈鳩翁道話・二〉

あし‐へん【足偏】

漢字の偏の一。「路」「跡」などの「⻊」の称。あとへん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「足偏」の意味・読み・例文・類語

あし‐へん【足偏】

〘名〙 漢字の偏の一つ。「路」「踊」「跡」などの「𧾷」の部分をいう。足偏の字は、字典では足部に属する。あとへん。〔名物六帖(1727‐77)〕

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