鄙びる(読み)ヒナビル

デジタル大辞泉 「鄙びる」の意味・読み・例文・類語

ひな・びる【×鄙びる】

[動バ上一][文]ひな・ぶ[バ上二]いかにも田舎という感じがする。いなかめく。「山あいの―・びた温泉場」
[類語]田舎在郷ざいごう在所在地在方ざいかた近在田園ひな地方辺地辺境僻地へきち僻陬へきすう辺鄙奥地辺土ローカル片田舎草深い牧歌的パストラル田舎めく田舎びる田舎立つ

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精選版 日本国語大辞典 「鄙びる」の意味・読み・例文・類語

ひな‐・びる【鄙びる】

〘自バ上一〙 ひな・ぶ 〘自バ上二〙 (「びる」は接尾語)
① いなかふうになる。いなかくさく、やぼったくなる。いなかびる。ひなめく。
伊勢物語(10C前)一四「歌さへぞひなびたりける」
② ことばが訛(なま)る。〔字鏡集(1245)〕

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