国道一九六号わきの鳥居からさらに南へ約一キロの位置にある。「延喜式」神名帳にみえる名神大社で、古くは野間天皇神、
天平神護二年(七六六)従五位下の位階をうけ(続日本紀)、その後「三代実録」によれば、貞観三年(八六一)従五位上から従四位下、同八年従四位上から正四位下、同一二年正四位下から正四位上、元慶五年(八八一)正四位上から従三位と昇階している。この間、承和四年(八三七)には大山積神とともに南海道で初の名神となり、天慶三年(九四〇)には「去承平五年依海賊事被祈申十三社故也」(長寛勘文)として、正二位に叙せられている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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