釣鐘虫(読み)ツリガネムシ

デジタル大辞泉 「釣鐘虫」の意味・読み・例文・類語

つりがね‐むし【釣鐘虫】

繊毛虫綱原生動物有機質に富む淡水に多く、体長約1ミリ。鐘形の細胞体と細長い柄部からなり、柄で他物に付着し、上縁にある繊毛水流を起こしてえさをとる。

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精選版 日本国語大辞典 「釣鐘虫」の意味・読み・例文・類語

つりがね‐むし【釣鐘虫】

  1. 〘 名詞 〙 ツリガネムシ科に属する原生動物総称。体はさかさにした釣鐘状で体長〇・〇五~〇・二ミリメートルくらい。体の下端には伸縮性の強い柄があり、それで石の表面などに付着する。体の上端の周囲に並ぶ繊毛で水流を起こして食物を口へ運ぶ。核分裂または胞子形成によって繁殖する。種類は多く、体色は無色・緑色・黄色などで、群生すると灰白色にみえることがある。各地池沼や水たまり、海などにすむ。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「釣鐘虫」の解説

釣鐘虫 (ツリガネムシ)

動物。縁毛目の一属の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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