阿寒国立公園(読み)アカンコクリツコウエン

デジタル大辞泉 「阿寒国立公園」の意味・読み・例文・類語

あかん‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【阿寒国立公園】

北海道東部にある国立公園旧称阿寒屈斜路くっしゃろ摩周ましゅう三つカルデラ湖や小湖沼群、雌阿寒岳雄阿寒岳等の火山群がある。平成29年(2017)に神の子池を含む周辺一部が加わり、阿寒摩周国立公園となる。

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精選版 日本国語大辞典 「阿寒国立公園」の意味・読み・例文・類語

あかん‐こくりつこうえん‥コクリツコウヱン【阿寒国立公園】

  1. 北海道東部釧路支庁にある国立公園。雌阿寒岳、雄阿寒岳、阿寒湖を中心とする西部地域と屈斜路湖摩周湖などを含む東部地域から成る。昭和九年(一九三四)指定。

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日本歴史地名大系 「阿寒国立公園」の解説

阿寒国立公園
あかんこくりつこうえん

北海道東部、釧路・十勝・網走・根室の四支庁管内にまたがり、屈斜路くつしやろと阿寒の二つのカルデラによって形成された火山・湖と、森を擁する国立公園。第二次世界大戦以前に指定を受けた一二の国立公園の一つ。昭和九年(一九三四)一二月、北海道内では大雪山国立公園とともに指定された。同五二年には公園区域・公園計画の全般が再検討され変更された。現在の関係町村は網走支庁管内の東藻琴ひがしもこと村・美幌びほろ町・津別つべつ町・清里きよさと町・小清水こしみず町、十勝支庁管内の足寄あしよろ町、釧路支庁管内の標茶しべちや町・弟子屈てしかが町・阿寒町・白糠しらぬか町、根室支庁管内中標津なかしべつ町の一一町村。

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百科事典マイペディア 「阿寒国立公園」の意味・わかりやすい解説

阿寒国立公園【あかんこくりつこうえん】

北海道東部,釧路,網走,十勝3地域にまたがる国立公園。1934年指定。面積904.81km2千島火山帯の活動により生じたカルデラ湖阿寒湖屈斜路(くっしゃろ)湖摩周湖と,雄阿寒岳雌阿寒岳などの火山地形景観主体で,原始林や高山植物群落も多い。川湯弟子屈(てしかが),阿寒湖畔などに温泉があり,観光基地をなす。公園内はバス交通が主で,釧路市,足寄(あしょろ)町,美幌町などから鉄道やバスの便がある。2005年に阿寒湖がラムサール条約登録湿地となる。
→関連項目阿寒[町]足寄[町]アトサヌプリ釧網本線美幌[町]美幌峠

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「阿寒国立公園」の意味・わかりやすい解説

阿寒国立公園
あかんこくりつこうえん

北海道東部,釧路総合振興局,十勝総合振興局,オホーツク総合振興局,根室振興局の所管区域にかけて広がる自然公園。面積 904.81km2。1934年指定。千島火山帯に属する雄阿寒岳雌阿寒岳アトサヌプリ藻琴山カムイヌプリなどの火山がそびえ,その間に阿寒湖屈斜路湖摩周湖など多くのカルデラ湖が散在する。全域がエゾマツトドマツアカエゾマツなど針葉樹原生林ガンコウランゴゼンタチバナコケモモイソツツジシャクナゲなどの高山植物で覆われる。美幌峠,双岳台,双湖台からの展望は雄大で変化に富む。川湯温泉,摩周温泉,阿寒湖畔温泉,雌阿寒温泉,雄阿寒温泉,和琴温泉などの温泉があり,観光地として有名。マリモで知られる阿寒湖,透明度を誇る摩周湖,広大な屈斜路湖などが保護の対象。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「阿寒国立公園」の意味・わかりやすい解説

阿寒国立公園
あかんこくりつこうえん

阿寒摩周国立公園

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