須彌壇(読み)しゅみだん

精選版 日本国語大辞典 「須彌壇」の意味・読み・例文・類語

しゅみ‐だん【須彌壇】

〘名〙 仏像を安置する台。もと須彌山にかたどった台座須彌座
雍州府志(1684)七「宮殿屋 近世工匠、予造大小宮殿并須彌壇持仏堂等而売之。故称宮殿屋
[語誌](1)仏堂内の仏像の台座をいうが、内陣の中心位置に造り付けられ、その上に安置した仏像を載せるものと、仏像の台座としてのものの二種類があり、一般には前者を指す。
(2)「須彌壇」という語自体は近世になってから用いられ始めたようで、それ以前は「仏壇」と称している。

すみ‐だん【須彌壇】

※ごりがん(1920)〈上司小剣〉一「須彌壇(スミダン)花立てには」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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