飛下(読み)とびくだる

精選版 日本国語大辞典 「飛下」の意味・読み・例文・類語

とび‐くだ・る【飛下】

〘自ラ四〙 =とびおりる(飛下)
書紀(720)神代下(丹鶴本訓)「其の雉(きし)飛降(ひとくたり)(トヒクタリか)て天(あま)の稚彦(ひこ)の門(かと)の前(まへ)の殖(たて)る湯津杜木(ゆつかつら)の杪(すえ)に止まる」
太平記(14C後)一八「光明嚇奕(かくやく)たる三つの日輪空中より飛(トビ)下れり」

とび‐さが・る【飛下】

〘自ラ五(四)〙
① とんで下へおりる。とびおりる。また、空中を舞いおりる。
平家(13C前)二「その中に雁一とひさかて」
※太平記(14C後)二九無文の白旗一流天より飛降(トビサガル)にてぞ有ける」
② 急に身をかわして、うしろへさがる。急いで身をしりぞける。飛びのく。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「飛下」の読み・字形・画数・意味

【飛下】ひか

飛び降りる。

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