鼠鳴き(読み)ネズナキ

デジタル大辞泉 「鼠鳴き」の意味・読み・例文・類語

ねず‐なき【×鼠鳴き】

ネズミが鳴くこと。また、その鳴き声。ねずみなき。
「うつくしきもの…雀の子の―するに踊り来る」〈・一五一〉
人がネズミの鳴き声をまねて出す声。人の注意を促したり、合図をしたりするときにする。ねずみなき。
「(大人ガ子供ニ)―しかけ給へば」〈夜の寝覚・二〉

ねずみ‐なき【×鼠鳴き】

ねずなき」に同じ。
「簾の内から―、何事かと寄る袖の時雨」〈浮・新色五巻書・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android