安寧(読み)アンネイ

デジタル大辞泉 「安寧」の意味・読み・例文・類語

あん‐ねい【安寧】

無事でやすらかなこと。特に、世の中が穏やかで安定していること。「社会安寧を乱す」
[類語]安全平和和平太平昌平静寧ピース無事安泰平安安穏あんのん小康安心確実無難無害大丈夫穏やか平穏平らか温和事無しセーフティー無毒

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精選版 日本国語大辞典 「安寧」の意味・読み・例文・類語

あん‐ねい【安寧】

〘名〙
① (形動) 穏やかにおさまり、異変、不安などがないこと。また、そのさま。安泰。平穏。
続日本紀‐霊亀元年(715)九月庚辰「頼祖宗之遺慶、海内晏静、区夏安寧」
平家(13C前)一一「仍年来の愁眉を開き、一期の安寧を得ん」 〔史記‐周本紀〕
② 冬の別名。《季・冬》
※俳諧・俳諧小筌‐冬(1794)「安寧」 〔爾雅‐釈天〕

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普及版 字通 「安寧」の読み・字形・画数・意味

【安寧】あんねい

寧はやすらか。平穏。〔詩、小雅常棣〕喪亂らぎ に安く且つ

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