現実の風景にデジタルの映像や画像を重ねて表示する技術。仮想世界に入り込む仮想現実(VR)とは異なる。スマートフォン向けに発展し、実際の部屋の映像上に仮想の家具を配置したり、道路の映像上に案内の矢印を表示したりするサービスがある。大ヒットしたゲーム「ポケモンGO(ゴー)」もARを活用している。両手が動かせて利便性が高いゴーグル型端末の展開も増えている。
更新日:
現実の空間の一部に仮想の世界を組み合わせる技術。英語表記を略してARとも呼ばれる。代表例はスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」で、スマホの画面上では現実の空間にキャラクターが出現し、実際に体験しているように楽しむことができる。ゲームだけでなく、広告や医療、製造現場など幅広い分野で活用が期待されている。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
現実の世界を映した光景や映像に、デジタル情報を重ねて、現実の知覚体験をわかりやすく補足、拡張する技術。英語のAugmented Reality(拡張された現実)の頭文字をとってAR、または「オーグメンテッドリアリティ」ともよばれ、たとえば、携帯端末を商品にかざすとその商品の使い方が表示されたり、専用メガネで対象物を見るとその説明などが映し出されたりする。オリンピックなどの競泳競技のテレビ映像で、実際に泳ぐ選手の前に世界記録の仮想ラインを重ねて表示するのもその一例。
現実に存在しない架空の世界を電子情報でつくり、そこに現実感をもたせたバーチャルリアリティ(VR、人工現実)と、対をなす概念である。全地球測位システム(GPS)と画像認識を組み合わせる技術そのものは1990年代から開発されていたが、カメラ内蔵型携帯電話の普及で実用化が進んだ。スマートフォン(多機能携帯電話)のカメラで撮影したものに、関連した情報を重ね合わせて表示するアプリケーションソフトが無償提供されたことなどで、普及した。観光地や美術館・博物館などの案内、機械操作の説明、スポーツ中継、大規模建造物の完成イメージの紹介のほか、手術での患部の拡大映像表示といった医療や赤外線暗視スコープといった軍事など幅広い分野での応用が進んでいる。
[編集部]
「AR」のページをご覧ください。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新