拮抗(読み)キッコウ

デジタル大辞泉 「拮抗」の意味・読み・例文・類語

きっ‐こう〔‐カウ〕【×拮抗/××頏】

[名](スル)《「けっこう(拮抗)」の慣用読み勢力などがほぼ同等のものどうしが、互いに張り合って優劣のないこと。「―する二大勢力」
[類語]おっつかっつ互角伯仲五分五分どっこいどっこいとんとん等しい同じ同一等価同等均等等し並み五分ごぶ対等匹敵比肩伍するフィフティーフィフティー相半ばする肩を並べる負けず劣らず勝るとも劣らない並び立ついずれ劣らぬ似たり寄ったり並ぶ団栗どんぐりせい比べ双璧そうへきちょぼちょぼ甲乙付け難い雁行一進一退鍔競つばぜり合い竜虎相搏あいう追いつ追われつ抜きつ抜かれつ競り合うせめぎ合う攻防一歩も引かぬ同列同級同席同位一律一様イコール元元符合合致一致吻合ふんごう整合暗合該当適合適応相当即応順応対応照応同質等質見合う当てはまる一緒同前同然同上同類共通同様そのまま

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精選版 日本国語大辞典 「拮抗」の意味・読み・例文・類語

きっ‐こう‥カウ【拮抗・頡頏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「頡頏(けっこう)」の慣用読み )
  2. 鳥が飛び上り飛び下りること。〔音訓新聞字引(1876)〕
  3. ( ━する ) 勢力、能力がほぼ等しく、互いに対抗して優劣のないこと。
    1. [初出の実例]「所向無前血玄黄、独有鄂羅相頡頏」(出典:山陽詩鈔(1833)三・仏郎王歌)
    2. 「外国と拮抗する事が出来んのである」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉八)
    3. [その他の文献]〔晉書‐文苑伝序〕

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栄養・生化学辞典 「拮抗」の解説

拮抗

 (1) 競合ともいう.構造の類似した物質同士が特定活性などについて干渉しあう現象拮抗阻害などの例がある.(2) 対抗,相反などと似た意味に使う.二つ因子が相反する作用をすること.

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デジタル大辞泉プラス 「拮抗」の解説

拮抗

英国の作家ディック・フランシスのミステリー(2009)。原題《Even Money》。競馬界を舞台にしたシリーズの第43作。

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普及版 字通 「拮抗」の読み・字形・画数・意味

【拮抗】きつこう

対抗する。

字通「拮」の項目を見る

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