肝煎り(読み)キモイリ

デジタル大辞泉 「肝煎り」の意味・読み・例文・類語

きも‐いり【肝煎り/肝入り】

双方の間を取りもって心を砕き世話を焼くこと。また、その人。「新聞社の―で30年ぶりの対面がかなう」
江戸幕府職名。同職中の支配役・世話役高家肝煎寄合肝煎など。
江戸時代村役人をいう。庄屋しょうや名主なぬしなど。
奉公人遊女などを周旋すること。また、それを業とする人。
「―は道々うそを言ひ含め」〈川柳評万句合〉
[類語]仲介取り持つ橋渡し仲立ち媒介取り次ぐ介する世話取り持ち口利き口入れ口添え斡旋あっせん周旋紹介仲買媒酌お節介仲裁調停架け橋渡りを付ける引き合わせる中に立つ間に立つ取り成す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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