《アブラハムとイサク》(読み)あぶらはむといさく

世界大百科事典(旧版)内の《アブラハムとイサク》の言及

【ストラビンスキー】より

…51年にシェーンベルクが死去すると,シェーンベルクの創案した十二音技法(十二音音楽)に興味をもち,とくにウェーベルンの作品を研究し,精緻をきわめた十二音技法によって《アゴン》や《ムーブメンツ》などのバレエ曲,器楽曲を作曲した。最晩年のストラビンスキーの音楽様式は,キリスト教的な題材を十二音技法によって処理するもので,合唱曲《カンティクム・サクルム》《説教,説話,祈り》《レクイエム・カンティクルズ》や語り手と室内オーケストラのための《アブラハムとイサク》などの宗教音楽の傑作が次々に発表された。59年9月に来日し,自作の指揮を行うと同時に,武満徹らの日本の作曲家を高く評価して日本の作曲界に刺激を与えた。…

※「《アブラハムとイサク》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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