世界大百科事典(旧版)内の《イーゼンハイム祭壇画》の言及
【グリューネワルト】より
…晩年の《聖エラスムスと聖マウリティウス》《聖母と雪の奇跡》などを除けば,作品の大半はキリストの受難を主題としている。中でも1511‐16年ころイーゼンハイムのアントニウス派修道院のために制作された《イーゼンハイム祭壇画》は,ドイツ絵画史上最大傑作の一つに数えられる。これは観音開き形式の3枚続きの巨大な祭壇画で,《キリスト降誕》《十字架のキリスト》《アントニウスの誘惑》など九つの画面で成り立っている。…
※「《イーゼンハイム祭壇画》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」