《オクタウィア》(読み)おくたうぃあ

世界大百科事典(旧版)内の《オクタウィア》の言及

【オクタウィア】より

…復帰の風聞が民衆の期待を集めると,ネロは姦通と反逆罪のかどでパンダテリアに追放した後,処刑した。彼女の悲劇的な運命は伝セネカ作《オクタウィア》としてネロの死後劇化されている。【本村 凌二】。…

【ローマ演劇】より

…彼の残した9編の悲劇はすべて〈クレピダタ劇〉で,《アガメムノンAgamemnon》《ファエドラPhaedra》《メデアMedea》などが有名である。現存する唯一の〈プラエテクスタ劇〉である《オクタウィアOctavia》はセネカ作と伝えられるが,偽作であることがほぼ確実な作品である。セネカの作品は舞台上演を企図して書かれた作品ではなくて,いわゆるレーゼドラマである。…

※「《オクタウィア》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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