《オール・ザット・ジャズ》(読み)おーるざっとじゃず

世界大百科事典(旧版)内の《オール・ザット・ジャズ》の言及

【ミュージカル映画】より

…そして,ミュージカル映画はもはやテレビ面画に生き残るのみとさえいわれた不毛のときに,ブロードウェーの演出家で振付師のボブ・フォッシーBob Fosse(1927‐87)がジュディ・ガーランドとビンセント・ミネリの娘のライザ・ミネリLiza Minnelli(1946‐ )を起用して映画化した《キャバレー》(1972)は,まともな題材をまともに描いた70年代の作品としてミュージカル映画復活のきざしと評された。しかし,その後は,フォッシー監督の自伝的な作品《オール・ザット・ジャズ》(1979)やミロス・フォアマン監督の《ヘアー》(1979)のような話題作が生まれたものの,本来の〈夢をあたえる〉エンタテインメントとしてのミュージカル映画は確実に衰弱しつつある。【柏倉 昌美】。…

※「《オール・ザット・ジャズ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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