世界大百科事典(旧版)内の《カンダカードヤカ》の言及
【インド天文学】より
…アールヤ学派が1日の始まりを日の出とするのに対し,この学派は夜半から数える。ブラフマグプタの《カンダカードヤカ》(暦元665年3月23日)が代表的作品である。この作品は初期イスラム天文学に大きな影響を与えた。…
【ブラフマグプタ】より
…同書には数学に関する2章が含まれていて,とくに不定方程式や図形の問題には数学者としてのすぐれた才能が発揮されている。若いときに書かれたこの書物では先人の業績を厳しく批判しているが,晩年に著した天文計算書《カンダカードヤカ》においては,アールヤバタの学派を継承・発展させている。この書もインド内外においてきわめてよく利用された。…
※「《カンダカードヤカ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」