《キャバレー》(読み)きゃばれー

世界大百科事典(旧版)内の《キャバレー》の言及

【嵐の中の青春】より

…シャッターをあけたまま,完全に受身ですべてを記録し,何も考えない〉からとられた。監督・振付ボブ・フォッシー,ライザ・ミネリ主演《キャバレー》(1971)としてミュージカル映画化された。【宇田川 幸洋】。…

【ガーランド】より

…1941),2度目の夫になるビンセント・ミネリ監督による《若草の頃》(1944),《踊る海賊》(1948),フレッド・アステアと組んだ《イースター・パレード》(1948)など,数々のミュージカルの傑作を残した。やはりエンタテイナーとして活躍し,ミュージカル映画《キャバレー》(1972)ではアカデミー主演女優賞を受賞したライザ・ミネリは,ビンセント・ミネリとの間に生まれた娘である。【岡田 英美子】。…

【ミュージカル映画】より

…ワーナー・ブラザース=セブン・アーツの《キャメロット》(1967),20世紀フォックスの《ドリトル先生不思議な旅》(1967),コロムビアの《ファニー・ガール》(1968),MGMの《チップス先生さようなら》(1969),パラマウントの《ペンチャー・ワゴン》(1969)など,《サウンド・オブ・ミュージック》の成功に追随しようとした〈大作〉はいずれも失敗し,各社に損害を与えた。そして,ミュージカル映画はもはやテレビ面画に生き残るのみとさえいわれた不毛のときに,ブロードウェーの演出家で振付師のボブ・フォッシーBob Fosse(1927‐87)がジュディ・ガーランドとビンセント・ミネリの娘のライザ・ミネリLiza Minnelli(1946‐ )を起用して映画化した《キャバレー》(1972)は,まともな題材をまともに描いた70年代の作品としてミュージカル映画復活のきざしと評された。しかし,その後は,フォッシー監督の自伝的な作品《オール・ザット・ジャズ》(1979)やミロス・フォアマン監督の《ヘアー》(1979)のような話題作が生まれたものの,本来の〈夢をあたえる〉エンタテインメントとしてのミュージカル映画は確実に衰弱しつつある。…

※「《キャバレー》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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