《ナバート》(読み)なばーと

世界大百科事典(旧版)内の《ナバート》の言及

【トカチョーフ】より

…74‐75年,エンゲルスはトカチョーフ批判を展開,ロシア革命の独自の道(共同体的社会主義)をめぐる論争へと発展した。トカチョーフは75年より機関誌《ナバート(警鐘)》をジュネーブで発行(1881年まで存続),中央集権的な革命家の党による帝政打倒と社会主義樹立を主張し,ナロードニキのジャコバン派の理論を展開した。しかし,〈人民の意志〉党は彼の理論に近い綱領のもとに活動したにもかかわらず,継承関係を公式には認めず,トカチョーフは孤独のうちに82年発狂し,86年パリの精神病院で死亡した。…

※「《ナバート》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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