世界大百科事典(旧版)内の《ハドリアナ》の言及
【カロリング朝】より
…〈ベネディクトゥス会則〉が最も一般的な適用会則となったのも,王たちの奨励によってである。これらの教会・修道院群で従来のガリア典礼を廃し,ローマ典礼を統一的に執行させるために,教皇ハドリアヌスは典礼書《ハドリアナHadriana》を作った。 大修道院の土地台帳polypfiquerや,カール大帝の〈御料地令Capitularia de villis〉(770‐800)が示すような大規模荘園に,当時の経済が主として依存していたことは,西欧の孤立による商品流通の途絶によるであろうが,この現象は経済史家ピレンヌが考えたよりは早く,5~6世紀にはじまっている。…
※「《ハドリアナ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」