《パンチャパーディカー・ビバラナ》(読み)ぱんちゃぱーでぃかーびばらな

世界大百科事典(旧版)内の《パンチャパーディカー・ビバラナ》の言及

【マーダバ】より

…主著は哲学概説として有名な《全哲学綱要(サルバダルシャナサングラハSarvadarśanasaṃgraha)》で,唯物論をはじめとして順次に自派の哲学に近い体系へと筆を進め,全部で15の哲学説を概説し,最後に自派の不二一元論の叙述で終わっている。このほか,ビバラナ派で重視する《パンチャパーディカー・ビバラナ》の綱要書や,ビバラナ派の立場に立った韻文の入門書《パンチャダシー》,ミーマーンサー学説に対する韻文の綱要書《ジャイミニーヤ・ニヤーヤ・マーラー》と,それに対する散文の自注などが注目すべき作品である。彼は独創的な思想家ではなく,むしろ有能な綱要書作者であったが,これは当時の思想界などの一般的風潮でもあった。…

※「《パンチャパーディカー・ビバラナ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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