《官職論五章》(読み)かんしょくろんごしょう

世界大百科事典(旧版)内の《官職論五章》の言及

【ロアゾー】より

… ロアゾーは法実務に携わると同時に,理論家として優れた業績を残した。主著は《公権論Traicté des seigneuries》(1608),《官職論五章Cinq livres du droict des offices》(1610),《身分制論Traicté des ordres et simples dìgnitez》(1610)の3著であるが,17世紀を通じて版を重ね全集版も編まれるなど,大きな影響を及ぼした。《身分制論》においては,当時の社会を,多様な身分団体(〈社団〉)からなるものとみなし,それらの身分団体が,一定の価値尺度に従って階層化されるところに社会の秩序が保障されると主張しており,アンシャン・レジーム社会の身分制的構造を浮彫にした名著である。…

※「《官職論五章》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android