《春》(詩)(読み)はる

世界大百科事典(旧版)内の《春》(詩)の言及

【マニエリスム】より

…〈魂は肉体を,肉体は衣を脱ぎすててこそ,はじめて悦びが満喫できるというもの〉(《床入り》)の一節の中で,彼は死に際して魂は肉体という汚れ衣を捨てさるという中世的通念を,裸身と性関係と法悦の比喩からなる恋愛詩に転換させたが,このほかにもペトラルカらの手本にならうと見せて,揶揄(やゆ)と逆説と謎ときの恋愛詩を書いた。フランス文学ではT.A.ドービニェの詩集《春》(1570‐73執筆。1874刊)が筆頭にあげられる。…

※「《春》(詩)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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