《時任謙作》(読み)ときとうけんさく

世界大百科事典(旧版)内の《時任謙作》の言及

【志賀直哉】より

…父と和解した後は《城の崎にて》(1917),《焚火》(1920)など心境小説の名作を発表。《大津順吉》の延長線上の自伝的物語として私小説《時任(ときとう)謙作》に着手したが,父との和解のため変形を余儀なくされ,それが唯一の長編《暗夜行路》(1921‐37)となり,構想から数えれば二十数年を費やしてついに完成した。その間我孫子から京都,ついで奈良に移る。…

※「《時任謙作》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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