《赤い河》(読み)あかいかわ

世界大百科事典(旧版)内の《赤い河》の言及

【ウェイン】より

…39年,フォード監督の名作西部劇《駅馬車》で一躍スターの座に上った。《コレヒドール戦記》(1945),《硫黄島の砂》(1949)などで〈戦場の英雄〉を演じて人気を得,また,H.ホークス監督の西部劇《赤い河》(1948)で若き日のカウボーイから老け役まで演じて演技力と風格のある第一級のスターとして認められ,以後,《黄色いリボン》(1949),《静かなる男》(1952),《捜索者》(1956)などの一連のフォード作品では主として〈家庭〉にあこがれながらもそこからはじき出される主人公を,《リオ・ブラボー》(1959),《ハタリ!》(1962)などのホークス作品では従来の完ぺきなヒーローとは似て非なる人間的なやさしさをそなえたヒーローとしての〈ジョン・ウェイン神話〉を形象することになる。〈ローリング・ウォーク〉と呼ばれる,特徴ある歩きっぷりは,スタントマンの親友ヤキマ・カヌート(《駅馬車》のスタント監督であり,ジョン・ウェインの身代りをすべてやっている)とともに考え出したトレードマーク的歩き方であった。…

※「《赤い河》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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