《輝けるすりこぎの騎士》(読み)かがやけるすりこぎのきし

世界大百科事典(旧版)内の《輝けるすりこぎの騎士》の言及

【ボーモント】より

…最初の劇作品《女嫌い》(1606初演。以下初演年)はB.ジョンソンの影響を強く受けた気質喜劇であるが,第2作《輝けるすりこぎの騎士》(1607ごろ)は中世騎士道ロマンスを戯作化し,大衆劇場の観客の観劇態度を茶化しつつ,市民階級の無教養ぶりを揶揄(やゆ)した手の込んだ喜劇である。1608年ごろに始まり,5年後彼が結婚して作家生活を退くまで続いたジョン・フレッチャーJohn Fletcher(1579‐1625)との緊密な共作活動は,およそ10編のきわめて統一のある作品を生み,後世〈ボーモント・アンド・フレッチャー〉という連名はあたかも単一作家の名のように扱われることになった。…

※「《輝けるすりこぎの騎士》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android